言葉が力を失いかけた。
私の作品を愛してくれるファン、支えとなる家族のために作り続け、
すればするほどミライへの希望と、なぜか取り止めのない不安に包まれ一抹の光さえを見失うことがある。
この矛盾したバランスを操ることが生きるということなのか、と仮定した。
言葉にリズムとメロディを与えることで伝えることができる。
リズムとメロディ、このバランスが取れていれば、またその上で言葉は生きることができる。
結局は自分の為だったのかと、打ちひしがれる日々の中で
少しでもいい連鎖を繋ぎたいと努力しているのは、また皆も同じだろう。
何かの役に立ちたいのなら、役に立つ人間にならなければいけないのかもしれない。
しかし
生きる。
ただそれだけで もう誰かの役に立っている。
言葉「言霊」
考えを表現し、発信する一つの手段。
この数時間の音に歌はない。そんなことをずっと考えDJしていたからムラがある。
それもまた生きている証として
遠い異国のような西の外れの島の夕日を追いかけ
つまらなく意味のない物思いに耽る幸せに泣き
何かにさよならしたのです。
それもまた生きている証として。
自分のリズムとメロディで言葉を使えたら良いなって話。
生月島にて
2023年6月6日