Kadou – 稼働
2016年3月12日
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Kadou -稼働- 07:15
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福島第一原子力発電所の爆発。あの日の夜は停電した闇夜に本来の輝きを放ったとても綺麗な満月だったのを覚えています。
幼い頃に宇宙飛行士を夢見た私は、その晩地震と津波から連絡がつかない両親を迎えに震源地からすぐの海沿いの町、実家のある茨城県日立市十王町へ。そこは福島第一から100km。近くに東海原子力発電所もある。
未知なる希望の中にどっと溢れてくる実際の恐怖に心が閉ざされ、往復できるかどうかの燃料が入った車で被害路を迂回しながら、到着まで8時間、ラジオから永遠と続く事故の情報を聞きながらこの曲を書いたのです。
海岸線にある港では何かの積荷が燃えて、赤と白のグラデーションで染まった夜空はとっても美しかった。
資本主義の名の下、利権とともに世界中に散りばめられた原子力とそれをとりまく戦乱。
たくさんの命が消える理由はそれぞれ運命の名に下され、神はその後に圧倒的な存在感を示す。
人は何処から生まれ何処を目指すのか。
大事な人が隣にいて、おいしいご飯を一緒に食べたいだけなのに。
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「世界の指導者が遥か上空から自分たちの星を見たら彼らの態度も変わるはず。
何よりも重視している国境は見えない。地球は見える通りの姿にならなくてはならない。
資本主義者も共産主義者もいない青と白の姿へ。金持ちも貧乏人もいない青と白の姿へ。」
– アポロ11号、マイケル・コリンズ
この売り上げのすべては東日本大震災復興支援金として、鵜の岬(茨城県日立市十王町伊師浜海岸)の清掃活動に使用します。
released March 15, 2013
https://sl9sl9sl9.bandcamp.com/album/kadou